食洗機か手洗いか、主婦にとっては究極の二択です。手洗いしたほうが光熱費の節約になるというのは一般的な考えですが、近年食洗機の性能が高まりつつあるため、手洗いにこだわる必要がなくなっています。
食器洗いは毎日することなので、できれば手間やコストを抑えたいのが多くの人の本音でしょう。食洗機を導入するか、手洗いを続けるか迷った時は、それぞれのメリットとデメリットを考えて判断してみてください。
食洗機のメリットとデメリット
食洗機がビルトインされたシステムキッチンなど、食洗機を使う人はとても増えています。家電量販店でもコンパクトなサイズが販売されていますので、食器洗いの手間を省きたい人には魅力的な存在です。
では食洗機のメリットとデメリットを、詳しくご説明していきましょう。
除菌までできるので衛生的
食洗機は食器を綺麗に洗うだけでなく、高温で乾燥して雑菌してくれるメリットが期待できます。家族皆で共有するスプーンなどは、除菌成分が配合された食器洗剤を使っても不安は残りますよね。
食洗機は洗剤の効果を最大限に発揮できるよう、温度を調整している可能性があります。頑固な汚れだけでなく雑菌まで取り除くので、一度食洗機を使うとやめられないというユーザーは多いでしょう。
節水効果が期待できる
食洗機よりも手洗いがよいという人は、水道代のことが気がかりなのではないでしょうか。食洗機は使用水量が多いイメージがありますが、最近は節水効果が期待できるタイプも多く、手洗い時より節水できるものも登場しています。
たとえば6人分の食器だと使用水量の目安は約82Lですが、食洗機なら7L~9L程度まで節水が可能です。一度でこれだけ節約できると、一か月の水道代もかなり安くなるでしょう。
家事の負担が減る
主婦にとって面倒な食器洗い。とくに夜の忙しい時間帯はこれを短縮できると、のんびりと過ごせる自由な時間が増えることになりますね。
食洗機のメリットは、家事の負担がなくなること。食器洗いは手荒れの原因にもなりやすいので、深く考えるとハンドクリーム代も節約できるかもしれません。
手洗いの時間と比較すると、食洗機ならセットするのに5分。1日2回を年間で計算すると、180時間も節約できることになります。日数にすると7~8日分になり、この時間は主婦にとって趣味などにも使えるでしょう。
初期費用がかかる
食洗機が欲しいけど…といつまでも迷っている人は、コストについての懸念があるはず。食洗機のデメリットは導入するためにコストがかかり、数万円ほどの大きな買い物です。それだけの価値があるかどうか、冷静になってしまうのは仕方ないでしょう。
少量の洗い物に向かない
食洗機を満タンにして利用するとコストは割安になりますが、場合によってはコップが2~3個程度のこともあるでしょう。食洗機生活に慣れてしまうと手洗いがとても負担に感じるため、コップ2個でも食洗機を使いたくなります。
しかし小量の洗い物で使うと割高になりますので、必然的に食器を溜めて一度に洗わなければなりません。すぐに使いたいカップを食洗機から引き出し、自分で洗って使う場面もあるのです。
スペースが必要
食洗機は場所をとるため、狭いキッチンだと窮屈に感じます。トースターのようにどこにでも置けるツールではありませんので、キッチンカウンターの限られた場所に設置が必要です。
別にテーブルを購入して利用している人もいるように、食洗機を導入する際は設置場所を考えて置かなければなりません。最近はコンパクトサイズが増えているので、サイズから検討するのも可能です。
手洗いのメリットとデメリット
シンクに山積みになった食器を見ると、かなり憂鬱になってしまうのは誰しも同じこと。油汚れがひどいフライパンや焦げた鍋など、サッと洗えないものは面倒ですよね。
でも節約のためには仕方ないと考える手洗い派。この際のメリットとデメリットについて見ていきましょう。
少量の洗いものがすぐにできる
洗濯機と同じで靴下一足洗うために、わざわざ洗濯機を使う人は少ないでしょう。食洗機も同じでコーヒーカップひとつなら手洗いのほうが早く、しかも水道料の節約にもなります。
基本的に食洗機は、家族が多い場合にとても便利。一人暮らしだと手洗いのほうが、何かと好都合なケースが多いのです。
大切な食器を洗える
手洗いの場合は高価な食器をデリケートに洗えるため、破損する危険性が回避できます。食洗機は鍋もグラスも一緒に洗うので、水圧に負けて食器同士がぶつかり合う場合もあります。
こだわりのある食器だと、食洗機に入れたために絵柄が薄くなってしまった、ひびが入ったというようなこともあるかもしれません。大切な車を洗車場でなく、自ら家で洗うのと同じ発想ですね。
熱に弱い食器が洗える
食洗機は高温洗浄、高温乾燥が特徴のため、食器の材質によっては食洗機に入れられないものがあります。たとえば総菜が入っていたプラスチック製の入れ物などは、熱で変形するリスクがあるので事前に確認しなければなりません。
その点手洗いは使い捨て容器でも安心して洗えますし、水温を調整できるので冬場や夏場も快適です。
手荒れする
油汚れがひどい食器や鍋は、お湯と洗浄力の強い洗剤が必要です。食洗機と手洗いを比較した際にデメリットになるのは、手洗いを続けると手荒れになる可能性があること。
冬場の冷たい水道水は食器を洗う以前に、手を洗うことすら嫌になりますよね。手荒れ予防の際にはハンドクリームによるアフターケアや、手袋を使うのも対策。そんなデメリットを考えると「食洗機があれば…」と思うでしょう。
手洗いは面倒
食器や鍋、油がこびりついたタッパー容器など、ひとつひとつ洗うのはとても面倒です。狭いキッチンだと洗い物があちこちに拡散され、どこから手をつければよいのか困ります。
わずかな時間の作業でも食器を洗うのはとても負担で、疲れた日はそのまま放置したくなりますよね。
スポンジの雑菌が不安
スポンジは綺麗に見えても、かなり多くの雑菌がついているといわれています。食器洗剤には雑菌成分が含まれたものがありますので、衛生的にこだわる場合にオススメです。
しかしそれだけでは完全にスポンジの雑菌はできないため、定期的に新しいものに交換したり漂白して使ったりする必要も。その点食洗機は高温殺菌してくれる可能性があり、清潔に食器が扱えます。
判断する基準について
食洗機と手洗いではどちらも魅力的ですが、食洗機を導入するか判断する場合は、次の点を考えてみましょう。
ランニングコスト
食洗機は、光熱費を抑えるために導入する人が増えています。機種によってランニングコストは異なりますので、どこまで出費できるか家計の負担を考えるとよいでしょう。
食器洗いの負担
家族が多い人、赤ちゃんや高齢者がいる家庭などは、衛生的に食洗機を使うのがオススメです。健康面を考えた場合、毎日使う食器はできるだけ清潔にしたいという人は、食洗機のほうがよいかもしれません。
手洗いが苦にならない人
どちらにもメリットとデメリットがあります。食器洗い自体がそれほど苦に感じない、上手に節水して洗える人などは、初期コストを避けるためにも手洗いを続けたほうがよいはずです。
まとめ
食洗機か手洗いか最終的に判断する際は、一番キッチンに多く立つ人の意見を、まずは優先するようにしてみましょう。あらゆる節約効果が期待できる食洗機は、使う価値がどこまであるか家族で相談するのも必要ですね。
エコタイプの食洗機も人気がありますので、ライフスタイルに合わせて満足できる方法を考えてみてください。
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