障子と網戸をペットに破られた!修繕方法とオススメの予防策

障子と網戸はペットがいるご家庭では、いたずらされないように注意が必要です。軽く何かがぶつかっただけでも穴が開いてしまう障子。

わずかなダメージがあると、せっかくの障子の魅力も半減してしまいます。しかし「うちは障子や網戸があるからペットは飼えない」というのも悲しいですよね。

そこで今回は、障子と網戸をペットに破られた場合の修繕方法や、ペットと共に快適に暮らすコツについてご説明していきましょう。

 

ペットが障子や網戸をいたずらする理由

障子と網戸をペットに破られた!修繕方法とオススメの予防策

犬や猫を家族の一員として可愛がっている動物好きな人が近年増えています。ペットと共に生活するためのアイデア商品も増え、ペットブームはあらゆるところに広がっていますよね。

ペットを室内で飼う場合は、多少のダメージは覚悟しなければなりません。床の傷、動物のニオイ、ソファーの汚れや毛など。その中でも障子と網戸は、ペットがなぜかいたずらしたがる場所なので対策が必要です。

 

見えずに突進してしまう

障子と網戸は、ペットにいたずらされやすい部分。猫よりも犬は体が大きく動きも激しいため、張り直したところですぐに穴を開けられてしまうこともあるでしょう。

なぜペットはいたずらするのかというと、網戸の場合は見えなくて外に出られると思い、突進してしまうのが理由として考えられます。犬の場合は視力がそれほどよくないともいわれ、人間と違いターゲットに焦点を合わせる力も低いので、視界はぼやけているとも考えられます。

網戸は風や匂いがそのまま通り抜けるので、何もないと勘違いしてしまうのでしょう。勢いよく外にいる家族に向かって室内から走ってきたら、網戸にぶつかったというアクシデントが起こる可能性があります。

 

外に出たくて爪で引っかく

室内にずっと大人しく待たされていると、外の新鮮な空気が吸いたくなります。それは犬も人間も同じこと。障子や網戸をペットに破られてしまうのは、外に出たくて爪で引っかくためなのです。

木のドアに傷が残っている場合がよくありますよね。これと同じで行き先を防ぐものは爪で引っかき、飼い主に知らせているのです。網戸なら傷が残り、障子なら引き裂いたような跡が残る場合もあるでしょう。

 

かまってほしいから

わざと障子の格子に顔を突っ込んだり、障子紙を食いちぎるようにしてビリビリにしたりするのは、家族にかまってほしいため。とくに犬ははっきりと感情表現する生き物なので、退屈すると怒られることを覚悟でいたずらをする場合もあるでしょう。

思わず笑ってしまうようないたずら。飼い主さんの反応が優しいとそれをよく捉えてしまい、さらに障子戸を破ってしまうこともあるかもしれません。

決して悪気があってやっているのではありませんが、靴下をくわえてどこかに隠したり、クッションを噛んでボロボロにしたりするようないたずらと同じ要素があるでしょう。

 

ペットに破られた時のDIY修繕方法について

障子と網戸をペットに破られたり、汚されてしまったりした場合はDIYで修繕することができます。とりあえず急いで直したい時の簡単な方法をご紹介しましょう。

 

網戸の修繕方法

網戸は小さい目立たない箇所なら、部分的に修繕するキットがあるので簡単。全体的に修繕する場合は、張替のネットとゴム、ローラーやカッターを準備しておきましょう。

網戸は、ネットがフレーム部分にゴムで抑えつけられている仕組みです。このためゴムを外した後にネットを剥がし、新しいネットをカットして四方をクリップなどで固定しておくと、ピンと綺麗に張れます。

ローラーを使いながらゴムを押さえ込み、たるみがないか確認したら余分なネットを綺麗にカットして出来上がり。綺麗にするには、緩みや歪みができるだけないようにするのが大切です。

DIYならコストは2,000円からできますので、とりあえずの対処としてはコスト的にも安心です。

 

障子の修繕方法

障子を修繕する道具は、新しい障子紙、定規、カッター、ノリ、霧吹きが必要です。どれもホームセンターや通販で手に入りますし、ツールは家にあるもので充分。

破れた部分の格子部分をカッターで切り取り、サイズを合わせてカットした新しい障子紙に霧吹きで湿らせておきます。次に障子用のノリを格子につけたら障子紙を貼りつけ、定規に合わせてカッターでカットしてください。

全体を張り替える場合も、同様の手順で網戸と同じくたるみがないよう、霧吹きを使いなら紙をピンと張るのがコツです。障子紙やノリは100均でも売っているので、低予算でとりあえず修繕できます。

 

ペット対策になる障子と網戸の設置について

障子と網戸をペットに破られた!修繕方法とオススメの予防策

ペットがいるといつまでも修繕が続きますので、この機会に予防を兼ねてリフォームすることも検討してみませんか。障子と網戸をペットに破られない、さまざまな対策があります。

 

ペット専用網戸出入口を設置

網戸は外が見えるので、ペットはどうしても接近したくなります。庭に面した網戸なら、ペット専用の出入り口を網戸に設置することができるでしょう。

軽い力でドアを開閉できるので、猫や小型犬でも問題なし。出入口はサイズも色々とあるので、ペットに合わせて選ぶことが可能です。

この場合は網戸自体を交換するか、部分的にリフォーム業者に施工してもらうこともできます。1か所あたり6,000円からで、タイプも色々とありマグネットで勝手に閉じるタイプならとても便利です。

 

丈夫な網戸に変える

猫は網戸に止まった虫を追いかけるために、網戸に爪を立てて登ることがあります。鋭く尖った爪なので、安価な網戸だとすぐに破れてしまうことも。

この場合はペット対応になっている、丈夫な網戸に変えるのもリフォームのアイデアとしてオススメです。ペット用の網戸は硬い材質で作られているので、引っかき傷に強いといわれています。

よじ登った時や突進した衝撃でネットがずれないよう、しっかりとフレームに固定されています。またペットの爪を痛めないよう、特殊なコーティングをしたタイプもありますので、安心して室内でペットと同居できるでしょう。

 

丈夫なペット対応の障子紙にする

障子は日本古来の趣があり、落ち着いたインテリアとしても人気があります。しかしペットを飼っている家では、お手入れや修繕がとても大変なので、ペット対策として丈夫な素材に変えることをオススメします。

紙でなく塩化ビニール樹脂でコーティングした障子紙が人気。このタイプなら和の雰囲気がありながらも、汚れが気になったらきちんと水拭きができます。

風合いを大切にしたい人は、このような丈夫な特殊加工の障子に変えてはいかがでしょうか。

 

張り直しはプロに依頼しよう

障子と網戸の張替や修繕は、便利なアイテムが市販されているので、DIYでもある程度までは可能です。リフォーム業者に依頼するよりコストが安いのも魅力ですよね。

しかしペットがいる家庭だと、穴を埋めるだけでなくフレーム自体が破損していることもありますので、ネットや紙を張り替えるだけでは上手くいかない可能性もあるでしょう。

またピンと張らなければならないテクニックは、素人には難しいこともあります。とくに網戸は蚊や虫を寄せつけないよう隙間にも注意したいので、複雑な構造の場合はリフォーム業者に依頼したほうが安心です。

何度も自分でやり直しするなら、コストは多少かかりますがプロに一度きちんと修繕してもらうほうがよいですね。

 

まとめ

障子と網戸はペットがいても、美しく丈夫に使う方法があります。困った時はリフォーム業者に相談して、予防対策をアドバイスしてもらいましょう。