風水は間取りで運気が変わるといわれていますが、何に気をつければよいのかわからないことがたくさんありますよね。家は快適な暮らしの場所ですが、暮らし方によっては運気にも影響を与えます。
昔から家を購入したり建築したりする際は、方位を気にするケースがあります。家族全員が安全に暮らすためには物質的な部分だけでなく、スピリチュアルな面からも意識したい内容が色々とあるのです。
では風水で運気アップするための間取りのポイントについて、詳しくご解説していきましょう。
風水で運気上昇させるための部屋の配置
風水では間取りを意識することで、運気が上がると考えられていますので、同じように暮らしていても運気の流れがよい環境だと幸運を呼び込める可能性も。
そう思うと毎日生活するうえで、心強い味方になりますよね。では風水の間取りで気をつけたい配置について、部屋ごとにご説明しましょう。
玄関
家の玄関部分は顔のようなもので、運気を司る大切な部分です。玄関から気が入り込むため、位置が悪いとマイナスのエネルギーが入りやすくなります。
風水でよいとされている玄関の向きは、吉方位の東、東南、南、続いて西、西北がよいといわれています。玄関は方角だけでなく、綺麗にしておくのも運気アップに大切なポイントです。
玄関先に靴が散らかっていたり、下駄箱の下にホコリが積もっていたりするようでは、よい気がやってきても逃げてしまいます。
リビング
家族が集まる憩いの場であるリビングは、家の中心にあることが理想的です。方角としては東南、南、東が太陽のエネルギーが入りやすいので、風水においてよいとされています。
リビングは、日当たりを意識するのがポイント。風水ではあまり日当たりに関して重要視されないのですが、家相では住みやすさなどを考えて、明るい快適な場所がリビングの位置として好まれています。
リビングは居心地がよく、誰でも安心して過ごせる環境がよいですよね。インテリアもごちゃごちゃに置かず、すっきりとした空間を意識して運気の流れを高めましょう。
寝室
風水の間取りでは寝室は北や東、南西が運気アップによい位置とされています。西日が当たる寝室は、逆に運気が下がる可能性があるので注意しましょう。
西向きの寝室は夏は熱気が残り寝苦しくなるので、快眠できる方角を考えるのも必要ですね。寝室は、寝ている間に気を取り込む大切な場所。
観葉植物などの命を感じるものを置いておくと、プラスの運気が引き寄せられるのでオススメです。窓がない寝室は照明などを使い、明るい雰囲気を出しましょう。
キッチン
キッチンは通風を意識するのが大切で、風水では東、東南、西北がよい位置といわれています。西南や西にあるキッチンは、夏だと食べ物が腐敗しやすいため注意してください。
キッチンは火と水を使う場所なので、陰と陽の性格をどちらも持ち合わせた特殊な場所です。火と水は生活に大切なものですが相性がよくないため、悪いエネルギーが存在する場所でもあります。
間取りの位置を注意するだけでなく、キッチンは風水の教えに従い、掃除をこまめにしてマイナスの運気を呼び込まないのが重要。欠けた食器や古い食材なども、必要か不要かをきちんと判断しましょう。
浴室とトイレ
浴室やトイレは、悪い気がこもりやすい場所です。風水では間取りをどの位置にしても、トイレや浴室は凶になる場所。そのため使い方に工夫して、できるだけ悪い気を寄せつけない工夫が必要ですね。
たとえばトイレには専用のスリッパを置いておく、使用しない時はトイレの蓋をきっちりと閉めておくなど。浴室も同様に掃除をこまめにして、陰の気を招くカビはきちんと対策しておきましょう。
トイレと浴室は玄関に近いと、家に入ってきたよい気が悪い気と混ざってしまう場合があります。これから家を建てる場合は、できるだけ間取りは離すこと。さらに風通しを考えて北、東、東南に配置するのもオススメです。
運気を司る部屋を大切にする
家の中には運気が滞りやすい場所、または入りにくいところなど、それぞれの特徴があります。逆に運気を司る大切な部屋もあるので、どの位置にあるか確認しておきましょう。
風水では金運や恋愛運、仕事運や健康運など、それぞれの運気を高めるコツがあります。部屋も同様で自分が求める運気を、上手く引き寄せられる位置に置くのがポイント。
たとえば北は愛情運と金運、北東は健康運、東南は恋愛運や結婚運、西南は家族運、北西は成功運を示しています。
リビングのように家の中心にある部屋は全体的な運を司るので、一日の間どこで時間を過ごすか、意識しながら生活するのもよいでしょう。
鬼門について
風水の間取りで注意したい「鬼門」。よく聞く言葉ですが、どのような意味なのか知らない人も多いでしょう。鬼門は家の北東から南西に広がる位置のことで、鬼門からは邪気が入り込み南西から出ていくと考えられています。
そのため鬼門上には、玄関や水回りを置かないほうがよいとされています。鬼門にかかる部屋は、常に清潔にしておくこと。鬼門上に寝室があると悪影響があるかもしれないといわれていますので、気になる場合は数珠やお守りなどを枕元においておくのもよいでしょう。
正確な鬼門を知るためには、まず家の中心を見つけてください。四角形の家なら、対角線が交わる部分が家の中心。そこから両側に15度ずつ広がる範囲で、北東側は鬼門、対角線上にある南西側が裏鬼門となります。
間取りを変える方法について
風水の間取りを見たら運気が悪かった…と落ち込んでも、すぐに引っ越ししたり家を建て替えたりすることはできません。その場合はインテリアなど、生活の中で運気の流れを改善できます。
仕切りを作る
家の間取りをすぐに変えるのは難しいですが、大きな部屋なら仕切りを作り間取りをアレンジすることができます。たとえば広いリビングルーム。
家族が減りスペースが余っているような場合は、仕切りを作って書斎にするなど、その方角に適した部屋を増やすのが可能です。
または部屋の使用目的を変えてリビングを寝室にするなど、自由な発想で暮らしの空間を変えてみましょう。
運気を下げることを避ける
無意識に家の中でやってしまうことには、邪気を招いたり運気の流れを低迷させたりする内容が色々とあります。たとえば掃除。
家の中はどの部屋でも散らかったままでは、悪い気がそこに滞在してしまいます。いつも整理整頓を心がけ、普段手をつけないタンスの裏側やテレビの後ろなど、徹底的に綺麗にしておくと運気アップにつながります。
またインテリアは暗い色だと気持ち的にも落ち込み、悪い気が集まりやすくなります。朝日をたっぷりと浴びる寝室はとくに明るい色や白、ナチュラル系を意識したカーペットやベットカバー、カーテンを選ぶとよいでしょう。
厄払いや魔除け
家の鬼門や裏鬼門は、どうしても避けられない位置です。リフォームを考える場合は、まず意識したいところになりますね。
もしすぐに間取りを変えられない場合は、魔除けや厄除けをするのも方法です。風水ではパワーストーンなども、運気を高めるアイテムとして人気がありますので、部屋に飾ったりアクセサリーとして毎日身に着けたりするのも幸福になるコツです。
まとめ
風水で運気アップさせる間取りは、大がかりな改善はすぐにはできないかもしれません。しかし普段から運気を高める生活習慣や意識を持ち、悪い気を避けて運気を上昇させることは可能です。
またこれからリフォームを計画している人は、風水の間取りを意識してプランを立ててくださいね。
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