内装のクロス選び・色柄でおしゃれに空間を演出するコツ

内装のクロス選びは、色柄をどう選べばよいのかとても困ってしまいますよね。洋服のように好きな色やデザインを選ぶのとは違い、内装のクロスは毎日変えることができません。

アクセントとしても存在感があり、室内の雰囲気を大きく変化させるものなので、慎重なセレクトが必要です。そこで今回は、インテリアを素敵に演出するための内装のクロス選びの色柄ポイントについて、詳しくご解説していきましょう。失敗しないためにも、ぜひ参考にしてくださいね。

 

内装クロスの種類とメリットとデメリット

内装のクロス選び・色柄でおしゃれに空間を演出するコツ内装のクロスを変えるだけで、暮らしの空間ががらりと変わります。色柄によっては部屋が狭く見えるなど、意外な効果もありますよね。

内装クロスのサンプルを見るとあらゆる種類があり、色柄以前にまずは素材選びで困ってしまう場合も。そこでまずは、内装のクロスの種類やメリットとデメリットについてご説明しましょう。

 

布クロス

動物の毛を薄く板状にした、フェルトや織物、レーヨンなどの布に紙を裏打ちしたタイプ。絹や麻など、それぞれの質感を壁に活かせるのが魅力です。

また布クロスは経年変化が楽しめて、自然と歴史を感じる色味が素敵。布は調湿性が高いので、日本の気候にも合っているといえるでしょう。

しかしデメリットとしては、静電気で空気中のホコリを集められない、水分を吸い込むと拭き掃除ができないなど。汚れが付着した場合は、消しゴムなどを使って丁寧に扱うのが必要です。

 

オレフィンクロス

ポリプロピレンやポリエチレンが主原料になった内装クロスで、汚れはサッと水拭きができる種類です。汚れにも強いうえに、環境に優しい素材として注目されています。

優れた耐久性がありますので、内装をリフォームせず長期間使用する場合にはオススメ。デメリットは、他の種類の内装クロスと比較すると薄いので、施行は熟練した職人のほうが安心です。

つなぎ目となるジョイント部分に隙間ができると目立ちますので、施工の費用が若干高くなる可能性があります。またこの素材は一般的に多く流通していないため、色柄が少ないのもデメリットです。

 

ビニールクロス

ビニールシートを紙に貼りつけた内装クロスです。近年主流となりつつあり、豊富な色柄があったり安価で加工しやすかったりする点がメリット。

また防汚機能や吸湿機能、耐水や耐火機能などもありマルチに対応できるのが魅力です。デメリットとしてはプラスチックが素材になっていますので、廃棄焼却する際に出る物質が問題になる場合も。

このようなデメリットをなくすために、不揮発性の可逆剤を使用して問題を減らす運動もあります。

 

内装クロス選びで難しい色柄の選び方

内装のクロス選び・色柄でおしゃれに空間を演出するコツリフォームで内装の雰囲気を変えるなら、クロスの張り替えはとてもよいアイデアになります。しかし選ぶのが難しい色柄。次のポイントを意識すると、判断しやすくなります。

 

部屋ごとに適したクロスを考える

内装のクロスは、色柄で全く違う雰囲気になります。選び方で困った時は色々なデザインなどを参考にして、まずはイメージする部屋を考えてみましょう。

現在使っている家具や部屋の用途、雑貨類など、自分のライフスタイルに合わせたインテリアがあると考えられます。そのスタイルを崩さないよう、リビングならのんびりと過ごせる優しいベージュなど、好みのイメージを作るのが必要です。

インテリアはナチュラルや和風、モダンやカジュアル、アジアンテイストなど色々なカテゴリーがありますので、モデルハウスなどを参考にすることもオススメです。

また部屋ごとに空間の目的が異なりますので、開放的にしたいリビング、玄関先の明るいクロス、清潔感のあるトイレのクロスなど。色柄が与えるイメージを、部屋と相性が合うように考えてください。

 

床や天井などのコーディネートが大切

内装クロスの色柄だけを見ると、洋服を選ぶようにパッと気に入るものが見つかるでしょう。しかしこれはあくまでも単体のデザインであり、存在感がある内装クロスは全体的なバランスを考えるのがコツです。

大きな面積を占める壁は、天井や床材との組み合わせが大切になります。木目調の色調に合わせて赤みが強い、または黄色系やグレー系など、床材やドアの木目と合う基本色を考えると統一感が生まれます。

たとえばベージュ系や白系。どちらも大人しく合わせやすいカラーですが、全体的な印象がベーシック系やナチュラル系など、若干異なる風味になる可能性もあります。

 

壁紙の機能性で選ぶ

内装のクロスは、色柄はもちろんインパクトを与える部分なので重要な判断基準です。しかしクロスの素材はそれぞれに機能性がありますので、部屋の用途に合わせてセレクトすることもコツです。

たとえばキッチンは汚れ防止、トイレには消臭機能がある素材、子供部屋は汚れや傷に強いクロスがよいでしょう。最近は消臭や抗菌壁紙、アレル物質の働きを抑えられる可能性がある抗アレル壁紙、リラックス効果が期待できるマイナスイオンタイプなども注目されています。

 

サンプルは大きめなサイズで判断

内装クロスは業者からサンプルが提供されますので、色柄や素材など触ってチェックができます。サンプル帳はサイズが小さいタイプもありますので、全体のバランスがそれだけでは掴めないケースもあるでしょう。

そんな場合はメーカーに依頼して、A4サイズのサンプルを取り寄せるのも可能です。大きめのサンプルのほうが、実際のイメージが掴みやすくなりますので、実際に既存のクロスの上に張りつけて違いを比較したり、天井や床に近づけたりして比べてみるとよいですね。

クロスは色柄だけでなく手触りも大切なので、厚みもきちんと確認してくださいね。

 

アクセントクロスを使う

内装クロスは無難な色でまとめるのが、一番簡単で失敗が少ない方法。しかし個性的な部屋にしたい場合は、色柄でインパクトを出したいですよね。

そんな時は壁の一部だけに、色柄を使うアクセントクロスもオススメです。四方の壁の一枚だけを濃い色味にする、また欧米によくあるボーダーといわれる柄物を壁の上部に使うなど。

クロスは天井や床材よりもリフォームしやすいため、将来張り替えを覚悟して思い切ったデザインにするのもよいでしょう。

 

DIYの注意ポイントについて

リフォーム業者に依頼すると何かとコストがかかるので、自分で壁紙を張り替えたいと考える人もいます。DIYはコストが抑えられるのが、何よりも大きなメリット。

スキルがあれば定期的に家具を移動するように、内装クロスで部屋の雰囲気を簡単に変えられますよね。壁紙はホームセンターで安く購入できますし、必要なツールも手に入ります。

しかし注意したいのは、素人の作業は仕上がりが綺麗にできないこと。手先が器用な人でも壁紙にシワが残る、つなぎ目が目立つなどの失敗がよくあります。素材の特性を理解しないと、よれをなくして仕上げるのはとても大変です。

 

まとめ

内装のクロスは色柄選び、素材選びなど色々な判断基準があります。初めてリフォームする場合は、慎重に情報収集をすることが求められます。

クロス選びで失敗しないためには、リフォーム業者に相談するのがオススメです。壁は知らない間に破損している場合もあり、クロスの張り替えだけでは修繕できない可能性もあります。

リフォーム業者なら現地調査をしたうえで、サンプルを見ながらアドバイスしてくれるのです。無料見積もりで対応してくれる業者も多いので、まずは部屋の仕上がりイメージを伝えていくつかの会社から見積もりで比較してみましょう。


ユウハウスサポートはこちら↓


お問い合わせはこちら↓

スポンサーリンク