間取りの安全と快適さを追求するとどうなる?暮らしやすいマイホームの基本とは?

間取りは安全性を重視し、快適な生活の土台を考えるのが大切です。家族全員が幸せに暮らせる家とは、使いやすく家族の交流があり、しかも安全であることは必須条件です。

新築住宅の場合、インテリアや外観などについ意識がいってしまいますが、間取りで失敗するケースもよくあります。そこで今回は、間取りで安全と快適さを追求するために考えるポイントを、詳しくご紹介していきましょう。

 

部屋数ではない!間取りを考える際の大切なこと

間取りの安全と快適さを追求するとどうなる?暮らしやすいマイホームの基本とは?

間取りの安全と快適さを考えた設計は、なかなか素人にはわからない落とし穴もあり、部屋数だけにこだわってしまうと後が大変です。そこでまず間取りを決める前に考えておきたい、大切な次のポイントをご説明しましょう。

 

土地の形状を考える

建築する土地の形状はさまざまで、方角や前面道路の位置をまず把握して、間取りを考えるのが重要です。このような絶対に変えられない条件を無視してしまうと、交通量の多い道路側にお風呂場や寝室などを配置するリスクもありますよね。

土地の形状は快適さもありますが、防犯的にも意識したいことなので、暮らしやすくするためにもその土地に合った間取りを考えてみましょう。

住宅地の場合、日当たりはとても大切。バルコニーの位置などを考える際にも、土地の特色やメリットを最大限に活かせる間取りを考えてください。

 

優先順位を家族で相談する

間取りで安全面と快適さを重視するには、家族それぞれの優先条件を整理してみましょう。人それぞれ異なるライフスタイルがありますので、要望も若干違ってくるはずです。

たとえば家族全員が同じ時間に朝の支度をする場合、洗面台が何人も重なってしまうなら、もう一か所別に設置すると便利。お父さんの書斎、娘さんのウォークインクローゼットなど、家族構成を考えて部屋数や広さなどもイメージすることをオススメします。

間取りで優先したいのは、基本的に家にいる時間が長い人の意見を参考にすること。また使用時間が短い部屋は優先順位を低くするなど、お子様や高齢者がいる家庭なら、とくに間取りの安全面は忘れてはいけない部分になりますよね。

 

将来を考えたプラン

間取りの安全と快適さは今だけを意識せず、将来の家族構成や暮らし方を意識して考えるのが重要です。たとえば20代~30代の新婚夫婦なら、子供が何人くらい欲しいか話し合い、子供部屋が増やせるように仕切りのある部屋を設けるなど。

またキッチンを対面式にして、家族との交流を大切にするのもよいでしょう。40代で間取りを考えるなら、家族それぞれの要望を活かしてウォークインクローゼットを広めに設計し、収納を重視するケースもよくあります。

子供が独立する50代以降は、高齢になったことを想定して介護しやすいバリアフリーの間取りを考えるなど、年齢や将来をイメージするのも必要です。

 

安全で快適な間取りの2つのポイント

間取りは建築する際にとても重要になりますので、あらゆる角度から考えて専門家のアドバイスと共に、家族全員で判断することが大切です。

いつまでも家で過ごしたくなる快適な空間作りは、次の2つのポイントを意識してみましょう。

 

日常生活で考える生活動線

家族に合わせて、安全で快適な間取りを計画するためには、生活動線は重要なものになります。家族それぞれの日常的な流れ、動きなどを考えて情報を整理してください。

たとえば家電と家具の配置場所。つい後回しになりがちな部分ですが、間取りを考える際に使用する家電の位置や寸法でコンセント、照明の位置を考えやすくなります。

高齢者がいる家庭なら、二階への上り下りを避けて一階で全て生活できるように、お風呂場やキッチン、寝室などを考えるのも大切です。

現在だけでなく将来何が生活動線に必要になるか、安全面や家族構成も可能な限りイメージしてみましょう。

 

気持ちよい生活空間は採光と通風

日当たりの悪い暮らしは、気分まで落ち込みやすくなりますよね。せっかく新築住宅に暮らすなら、よい採光が得られる暮らしが理想的です。

間取りを安全で快適にするなら、その土地のどの位置が一番気持ちよい場所になるか、まずリサーチすること。採光が充分できない場所も、合わせて確認しておきましょう。

正確に知るためには、可能なら一日その土地をよく観察してイメージすることをオススメします。間取りは一般的に、東西南北に適した配置からスタートするといわれています。

南東に面する部屋は、気持ちよく採光が確保できるため、リビングなど長時間人が滞在する部屋になります。逆に採光が確保できない場所は、浴室やトイレなどの水回りが一般的。

その土地によって常識が当てはまらない場合もありますので、さまざまな条件を考慮して考えましょう。また気持ちよく暮らすには、風の通り道が必要です。

一部屋に二か所以上窓を取りつけたり、高い位置と低い位置に窓を取りつけたり、空気の循環を考えた間取りや設計も重要です。

 

失敗しやすい間取り例について

間取りの安全と快適さを追求するとどうなる?暮らしやすいマイホームの基本とは?

間取りの安全性と快適さは、家全体のバランスを考えないと失敗する可能性があります。次のような間取りは、デメリットが多いため慎重に判断してくださいね。

 

水回りがバラバラ

洗面台やトイレ、浴室などの水回りは水を使用する器具を設置するため、可能な限り同じエリアに集中させるのがオススメです。

どうしても家族構成により無理な場合もあるかもしれませんが、水廻りが離れてしまうと排水管の設置など、工事費が高くなる可能性があります。

水回りを集約させると万が一の際のメンテナンスもしやすく、排水音が気になりにくいのがメリット。トイレから洗面所が離れると、朝の支度の生活動線が離れて手間があります。

給湯器から離れた部屋にお湯が届くまで時間がかかるので、光熱費が高くなるのも考えられます。

 

コンセントの位置が悪い

コンセントの数が足りない、設置場所が悪いなど、家が完成してから気づいても遅いこと。コンセントの場所は安全性も関係していますので、間取りを考える際にできるだけ具体的な数や位置を計画するのが大切です。

たとえば家具の後ろに、コンセントが隠れてしまう場所。数が不足して、延長コードが多くなってしまうのは危険です。照明のスイッチも同様に、使いやすく生活動線の一部として快適に暮らせるよう意識してみましょう。

 

ニオイに関する内容

近年人気があるオープンスタイルのキッチン。開放感があり、大勢集まる場合には交流しやすく素敵ですよね。オープンキッチンは、料理のニオイが部屋に広がりやすく充満しやすい点がデメリット。

デザインやインテリアにこだわりすぎると、意外な落とし穴があるので注意が必要です。オープンキッチンの場合はニオイだけでなく、音や視線も開放されるため、快適に感じない人もいます。

リビングとキッチンは家の中でも、最も多く家族がアクセスする場所になりますので、失敗しないためにも予防策を考えるとよいですね。

 

西日の当たる部屋

夏の西日はとても熱く、家具やカーテンの色が褪せてしまう可能性もあります。室内でも日焼けするように、紫外線対策は間取りを考える際にも意識しておきたいこと。

西側に窓を設けると失敗するリスクがありますので、どうしても設置する場合は高さを変える、または外側に植栽するなど、窓の設置場所も間取りを考える際に慎重に判断してください。

 

まとめ

間取りは家族の安全と快適さを求め、専門家のアドバイスが必要です。またすでに暮らしている家の中で使いにくい場所がある場合は、リフォームで改善できるところも色々とありますので検討してみましょう。


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