庭の目隠しフェンス・スクリーンを設置するには?予算など知っておきたいこと

庭にフェンスやスクリーンがある家はプライバシーが守られ、すっきりとしたデザインでとても効率的ですよね。小さいお子さんがいる家庭では、庭は公園のようなもの。

ご近所の視線を気にせず、自由に遊ばせてあげたいですね。そこで今回は、庭の目隠しフェンスやスクリーンを設置する前に知っておきたい、大切なポイントについて詳しくご解説していきましょう。

 

庭のフェンス・スクリーンの目的について

庭の目隠しフェンス・スクリーンを設置するには?予算など知っておきたいこと

庭はプライバシーが気になる部分なので、外から見えないよう目隠しが必要です。フェンス、スクリーンを設置すべき理由や目的についてまずはご説明しましょう。

 

目隠しフェンスやスクリーンとは何か

庭のフェンスやスクリーンは、一般的な公園のフェンスなどとは違い、背が高く外からの視線を遮る目的があります。一般的な庭のフェンスやスクリーンは、高さが1.8m以上あるものが多く、フェンス素材だけで設置する場合やブロック塀の上に設置するなど、あらゆる方法があります。

庭のフェンスも、スクリーンタイプのように多種多様化しているので、外観のデザインと合わせてオシャレに選ぶことができます。

 

人気のスクリーンフェンスについて

庭の目隠しはフェンスタイプのものが以前は一般的でしたが、最近はプライバシー空間を作るために、さらに機能性をアップしたスクリーンフェンスと呼ばれるものが人気になっています。

スクリーンタイプは緩やかに視線を遮断しながらも、自然の光をたっぷりと取り込むことができるので、庭の景観を楽しみながらプライバシーが守れます。

スクリーンも色々なデザインがあり、和風の家屋には格子デザイン、洋風ならモダンデザインなどもあります。

 

目隠しが目的

庭の目隠しフェンス・スクリーンは、近年「目隠し」を意識したものが主流です。フェンスだと圧迫感があるので、ご近所の視線をブロックするための高さを意識した設置方法が増えています。

地面からフェンスがあるものでなく、通行人の視線の高さに合わせた部分だけフェンスやスクリーンを設置するスタイルも人気です。

 

防犯やデザイン

フェンスは防犯対策の大切な役割もあります。小さいお子さんがいる家庭などは家族が意識していても、子供の行動は予測できず外から見られていることも。

フェンスは目隠しだけでなく、フェンスで道路への飛び出しを防止する意味があるため、ケガの予防にもなる可能性が高いでしょう。

また空き巣の侵入を防ぐためにも、外から室内が覗けないようにしておくと防犯にもなるので、リビングやキッチンなど外側から見える部屋は、フェンスで視線をブロックしたほうが安心ですね。

またフェンスやスクリーンは、庭をオシャレに見せる意味もあるので、デザイン性にこだわることもできます。フェンスを設置すると家の雰囲気も変わりますので、外観にさらに統一感が生まれます。

 

高さのポイント

庭の目隠しフェンスの高さを考えるポイントについてご説明しましょう。本来の目的は目隠しすることですが、あまりにも高すぎると困ります。

まずは設置する前に庭に出て、隠したい部分や高さを事前に把握しておきましょう。庭のフェンスやスクリーンは、高くなるほどコストもかかります。

無駄な出費を避けるためにも、必要最低限の高さを考えるのが必要です。庭の場合は隣の庭、または近隣住宅の二階部分から見えるところなど、角度を変えて考えるとよいですね。

 

目隠しフェンス・スクリーンの設置に関する大切なこと

庭の目隠しフェンスやスクリーンは、設置するのにいくらかかるのか費用はとても気になるところですよね。家族が安心して暮らすためにも、フェンスは大切な意味があります。

そこで設置を計画する際に知っておきたい、大切なポイントについてご説明しましょう。

 

フェンスのコストについて

庭のフェンス設置は、材質や種類によって費用が変わるので、主に人気がある種類をご説明していきましょう。基本的に庭のフェンスは、種類1mあたりで費用が変わります。

人気のある耐久性に優れた樹脂製フェンスは、お手入れの手間がなくメンテナンスはたまに水洗いする程度。カラーバリエーションも多く、とても人気があります。

費用は設置費用を込みで、1mあたり13,00035,000円。温かみがある素材で、庭の樹木との相性もよい天然木材フェンスは、自然なテイストを活かしたところが魅力です。

しかし天然木材は経年劣化して色が変わったり、腐食したりするケースもあるので注意が必要です。費用は高くなりますが、長期間メンテナンスが不要な天然木材を使ったフェンスもあります。一般的なコストは、1mあたり37,00056,000円です。

 

ラティスフェンスのコスト

ホームセンターで購入して、DIYで設置する人も多いラティスと呼ばれるフェンス。完全に壁のようにブロックするのでなく、格子状で空間がありますので、開放的な視界が魅力です。

ラティスは近年とても人気があるタイプ。天然素材や樹脂製など素材が多いので、庭の雰囲気やケアの手間などを考えて選ぶこともできます。

また格子状になっているため庭、ならつる性の植物を這わせることもできますし、ハンギングバスケットで目隠しするのも可能。とてもアレンジがしやすくデザインも凝っているため、庭のフェンスとしてオススメです。コストは設置費用を含めて、1mあたり25,00035,000円です。

 

竹垣のフェンスのコスト

和風テイストにこだわるなら、庭のフェンスは竹垣も素敵ですよね。最近は本物の竹を使用せず、樹脂製で作られた竹風のフェンスも増えています。

樹脂製は耐久性があるため、本物の竹のように腐食する心配がありません。しかし竹垣は他のフェンスとは違い、隙間がないので視線を遮る目隠し効果は抜群に期待できますが、通風性が少ないのがデメリット。コストは1mあたり18,00035,000円です。

 

スクリーンタイプのコスト

庭のフェンスは、スクリーンタイプも人気があります。不透明なポリカーボネートパネルを使用したタイプが多く、目隠しをしながらも採光できるのがポイント。

コストはkg単位で30,00050,000円です。シンプルでモダンな住宅と相性がよいといわれています。

 

庭の目隠しフェンスやスクリーンの選び方ポイント

庭の目隠しフェンス・スクリーンを設置するには?予算など知っておきたいこと

庭の目隠しフェンスやスクリーンを選ぶ際は、主に次の3つのポイントを考えて選ぶことをオススメします。失敗しないためには、専門のリフォーム業者に現地を見てもらうのも方法です。

 

コスト

庭のフェンスは意外とコストがかかりますので、予算をまず重視する人は選択可能な材質をピックアップしてみましょう。

価格帯は種類やデザインによって異なりますが、5,000円~10万円と幅が広く、設置する広さによっても変わります。もしコストをできるだけ抑えるなら、お隣の家との境界線はコストが安いメッシュタイプのフェンスを使用して、目立つ部分はデザインの素敵な目隠しフェンスを設置することもできます。

またすでにブロック塀がある場合は、途中まで壊して上の目隠し部分だけに新規のフェンスを併設するのも、費用を抑えるコツになるでしょう。

 

デザイン性

庭のフェンスは目隠しが最も重要な目的ですが、フェンスを独立させて選ぶと、家の外観と合わずちぐはぐになるリスクもあります。

フェンスやスクリーンには建物を引き立てる意味もあるので、デザイン性を考えるのも重要です。たとえば玄関前のフェンスは、家の顔になる部分。

庭のフェンスとは違った印象が必要です。どのようなデザインがよいかは、プロに相談してアドバイスしてもらいましょう。

 

材質

フェンスの材質は色々とありますが、耐久性の高い材質のほうが安心です。また手入れやメンテナンスが必要なフェンスもあるので、それぞれの特徴を理解しておくと失敗が少ないでしょう。

 

まとめ

庭のフェンスやスクリーンは、お住まいの地域によっても人気タイプが違います。地元の専門業者にまずは相談して、アドバイスをしてもらうことをお勧めします。