室内の間仕切りで快適なスペース作り・コストや方法について

室内の間仕切りは、狭いスペースを有効活用する際にとても効率的な方法です。既存の間取りを変えて部屋を増やすのは、かなり大掛かりな工事が必要になりますが、間仕切りという手段であればコストを抑えて女性でもできる簡単な方法もあります。

そこで今回は室内の間仕切り方法や、快適なスペースを作るコツについて大切なポイントをご解説していきましょう。

 

手軽にできる室内の間仕切り方法とコストについて

室内の間仕切りで快適なスペース作り・コストや方法について

間仕切りとはひとつの部屋を分けることで、使用しない空間がある場合や家族が増えたので部屋数を増やしたい場合に有効な手段です。

色々な方法がありますので、簡単でコストのかからない4種類の間仕切り方法をご紹介しましょう。

 

パネルドア

既存のドアのように見えるオシャレなパネルドアは、狭い間口や広い部屋など、隙間がなく室内の間仕切りができるのが魅力です。コストは10,000円~400,000万円と幅広く、半透明のガラス張りや木製のシックなデザインなどもあり、採光性に優れていることも特徴です。

パネルドアには折り戸や引き戸などもあり、天井工事が不要で簡単に設置できるタイプも増えています。リビングを分けて子供部屋にするなど、独立した部屋を増やす場合にもオススメです。

 

キャスター付きスクリーンを使う

一番手間がかからない室内の間仕切り方法は、キャスター付きのスクリーンです。移動式の壁のようにキャスターがついていますので、使用する場所をいつでも変えられる点が魅力。

目隠し程度の間仕切りになってしまいますが、仕事スペースとリラックス空間を分けたい場合にもよいでしょう。ただしフローリングの賃貸物件の場合は、床に傷がつかないよう注意が必要です。コストは15,000円~20,000円程度の商品が多く販売されています。

 

アコーディオンカーテン

室内の間仕切りは、大掛かりな工事をせずにDIYでも可能です。手軽なのはアコーディオンカーテン。比較的コストも安く間仕切ることができます。

アコーディオンカーテンの間仕切り方法は、天井にレールを取りつける場合、もうひとつは天井に吊りパイプを取りつける方法があります。

吊りパイプならレールよりも圧迫感が少ないので、空間をさらに活かすことができます。アコーディオンカーテンの取りつけは、5,000円~60,000円と使用する素材や商品によりコストが変わりますので、高さに合わせてカットできるタイプなど、それぞれの特徴を理解して選んでくださいね。

 

突っ張り棒で間仕切り

賃貸だと壁を設置するなど、既存の部屋に手を加えることはできません。しかし部屋を友人とシェアする場合や、ワンルームで半分クローゼットにしたいという場合もあるでしょう。

この際にオススメなのは突っ張り棒を使い、カーテンで部屋を間仕切る方法です。壁に穴を空けることはなく、気分次第でカーテンを変えるのも可能。

ホームセンターや通販では、カーテンと突っ張り棒がセットになった商品も販売されていますので、女性の一人暮らしでも20分ほどでできます。コストは5,000円~15,000円程度でお得な方法です。

 

オシャレなパーテーションを取り入れる

室内の間仕切りは、光熱費を節約するメリットも期待できますので、一人暮らしの場合などは目的に合わせて考えるのもよいでしょう。

最近はオシャレなパーテーションが増えているため、仕上がりの部屋のイメージを考えながらアイデアを参考にしてください。

 

プライバシー重視

パーテーションは簡易な壁のことで、使用目的に合わせて間仕切りするだけか、完全に独立した部屋にするかで異なります。プライバシーを重視する場合は、木材を使った素材がインテリアとしても優しい雰囲気を与え、それぞれの部屋もしっかりと分けられます。

木製ボードを部屋に置き、完全に見えないようにする方法もあります。部屋を分けることで、さらに家全体の利用効率もアップしますね。

 

広さを活かす

広い部屋にパーテーションを設置する場合は、せっかくのスペースを活かしたいので広さを残せるよう、スケルトンタイプを使うとよいでしょう。

スケルトンタイプにはスクリーン型やガラス素材などもあり、デザイン性に富んでいるのでオシャレな空間と広さがそのまま活かせます。

部屋を増やすというよりは、インテリアとして楽しめる壁を設置するような仕上がりがあります。

 

見栄えのよさを重視

室内の間仕切りは素材によって、空間がぎくしゃくする場合もあります。また圧迫感があり、狭い空間だと物置のように窮屈に感じることもあるでしょう。

見栄えのよさを重視するなら、鏡やブロックなどの素材を使ったモダンなデザインのパーテーションもオススメです。フロアの色やインテリアに合わせて、部屋の雰囲気を整える間仕切りを考えてみましょう。

 

間取りを変えるリフォームについて

室内の間仕切りで快適なスペース作り・コストや方法について

簡単に室内の間仕切りをするのは、コストや時間を節約できるのが何よりも魅力です。しかし中古住宅を購入した場合や、子供が増えて部屋を増やす際には間仕切りでなく、間取りを変えるリフォームを検討しなければならないことも。

ではコストなど、知っておきたい間取り変更のポイントについてご説明しましょう。

 

間取り変更できない場合もあり

部屋数を増やす、もしくは小さい部屋をひとつにするなど、間取り変更は暮らしのスタイルを変える効果がありますよね。しかし全ての場合に当てはまるわけでなく、間取り変更できないケースもあります。

たとえば壁や柱が撤去できない、住宅が古く工事すると耐震強度が落ちてしまうなど。家の構造自体に変更がある場合は、建築士とも相談が必要になり、慎重に間取り変更を検討しなければなりません。

 

コストについて

間取り変更は簡単にレールを設置して、可動式の壁を取りつける方法などもあります。コストは幅広く、20万円以内で行う施行が最も多くなっていますが、壁を新しく設置する大掛かりなリフォームになると、100万円~180万円ほどかかる場合もあります。

工事内容、使用する素材などにより費用は異なりますので、どのような施行方法があるのかリフォーム業者に相談してみましょう。

 

動線を考慮する

室内の間仕切りをすると動線が変わりますので、暮らしにくさを感じるケースもあるでしょう。間取りが変わると、今までまっすぐに行けた場所が遠回りになり、家事がやりにくいという失敗談もあります。

とくに利用頻度が多いキッチンとダイニング。この間を仕切る場合は、動線をよく考えてプランを立てる必要があるでしょう。普段生活の中でどのようなところをどの程度歩くか、シミュレーションしておくとよいですね。

 

目的に合わせた方法を選ぶ

間取りの変更をする際は長い目で考えて、どのような方法がよいかあらゆる角度から判断してください。一時的な間仕切り程度なら、DIYで済ませることもできます。

また空間をオシャレにしたい場合や、永久的に部屋数を増やしたいなど、あらゆる希望がありますよね。簡易的な壁でも暮らしの空間は大きく変わってしまいますので、部屋の使用目的を考えてまずは突っ張り棒で部屋を仕切るなど、イメージ作りから行うのも大切です。

 

まとめ

室内の間仕切りはさまざまな手段があり、どれもメリットやデメリットがあります。本格的に部屋の数を調整したい場合は、リフォーム業者にアドバイスしてもらい、何社か見積もりを提示してもらいましょう。

家の空間は広いことが何よりですが、効率的に生活するためにも間仕切りで違った暮らしの雰囲気を作り出すのも楽しいですよね。ライフスタイルに合わせた生活空間。予算や目的を考えて、満足できる室内を演出してくださいね。