畳と押入れのカビ対策・和室のメリットとデメリットを考えよう

畳や押入れはカビが発生しやすく、そのまま使っていると健康的によくない場合もあるので注意が必要です。最近の建物は換気機能が充実しているので、カビ発生はかなり減っているようにも感じますよね。

しかし梅雨時期をはじめ、日本は湿度が高い気候が特徴なので、普段からカビ対策はとくに意識したいことです。では畳と押入れのカビの原因や、対策方法について詳しくご解説していきましょう。

 

和室のカビ対策について

畳と押入れのカビ対策・和室のメリットとデメリットを考えよう

和室は洋間と比較すると、カビが発生しやすいと感じたことはありませんか。和室独特の特徴を理解して、きちんと畳と押入れのカビ対策を行いましょう。

 

和室はカビが生えやすい部分が多い!

和室には畳と押入れがあり、台風シーズンや梅雨時期は部屋に入った瞬間に、じとっと湿った空気を感じることがあります。和室は自然素材を多く使用し、湿気を吸いやすいのが特徴。

カビは湿度や温度、汚れ、ハウスダストなどが重なった条件のもとで発生しやすい特徴があります。和室にはカビが好む条件があるので、他の部屋よりもカビ対策は慎重に考えなければなりません。

 

カビの発生原因について

畳と押入れのカビは、早期発見して対処するのが必要です。なぜ和室のこれらの部位にはカビが発生しやすいのか、原因を理解してよりよい対策を講じましょう。

和室の中でも湿気を吸収しやすい畳。畳みは天然イ草を使用していますので、湿気が高い状態が続く69月は最もカビが生えやすい時期。

さらに畳が新品状態であるほど吸湿率が高いので、カビが発生しやすい傾向があります。押入れには汗を吸収した寝具をしまうため、そこから湿気が発生して押し入れ内に吸収され、カビが発生します。

畳と押入れのカビは、どちらも通気性が悪いと発生しやすくなるでしょう。室内にタンスなどの家具が置かれていると、さらに室内の風通しが悪く、空気がよどみやすいところでは壁にもカビが発生することもあるでしょう。

一戸建てだけでなく、窓を閉め切ることが多いマンションの和室でも、畳と押入れのカビは発生する可能性があります。このような条件を理解しておくと、対処策が見つけやすくなるのです。

 

畳のカビ対処方法について

カビを一度発見すると気分的にも悪くなりますので、適切な対処で気持ちよく和室を使いたいですね。畳のカビは表面だけの軽度なものであれば、掃除機でカビを吸い取り乾拭きして対処できます。

ただし掃除機のファンで、カビの胞子が室内に舞うリスクもあるので、天気のよい日に必ず窓を開けて掃除しましょう。もし内部で発生している場合は、畳を屋外に出して乾燥させてください。

直射日光に当たると畳が日焼けするリスクもあるので、日陰干しにしましょう。それでもカビが綺麗にならない場合は畳店に相談するか、新しく畳を購入するのも方法です。

 

押入れのカビ対処方法について

押入れのカビは、寝具にニオイがついてしまう可能性がありますので、雑菌と消臭を同時に行うのがコツです。消毒用エタノールを使い、カビ対策を行いましょう。

掃除をするのは畳と同じく、天気のよい日で窓を開けておくこと。押入れの布団や衣服などは全て取り出し、カビがついていないか確認してください。

汚れがひどいものはクリーニングに出すか、処分するのも検討すること。続いて綺麗な雑巾に消毒用エタノールをしみ込ませて、カビを拭き取ります。

綺麗に掃除したら、押入れはそのまま換気をして乾燥させておきましょう。エタノールを使用せず濡れ雑巾で拭き取るのは湿気を増やし、さらにカビが発生する要因に。

乾いた布もカビの胞子を飛び散らせる原因になるので、消臭と雑菌が同時に行える消毒用エタノールがよいでしょう。

和室専用のクリーナーもあるので、カビ対策用に1本あると便利です。また押入れにはスノコを敷いて使うと、通気性がぐんとアップする可能性があります。

 

和室の魅力やメリットについて

畳と押入れのカビ対策・和室のメリットとデメリットを考えよう

和室はフローリングのように簡単に掃除ができないため、近年新築住宅でも和室が減っているといわれています。しかし日本文化を感じる和室はメリットも多いため、お手入れ方法をマスターしておけば快適な暮らしの一部になります。

 

寝室として使える

和室はさまざまな用途に使えるメリットがあり、寝室には最適なくつろぎスペースがあります。フローリングだとベッドを置かないと、床に敷布団だけで寝るのは寒いですよね。

その点畳の部屋ならフローリングの冷たさがなく、ゴロッと横になることもできます。冬はこたつを出して、家族全員が団らんできるくつろぎスペースとしても使えるので、とても機能性が高いといえるでしょう。

 

リラックス効果が期待できる

畳と押入れのカビ対策が面倒な和室ですが、洋間にはないリラックス感があります。その理由は畳の素材になるイ草の香りに、リラックス効果が期待できるため。

和室特有の畳の匂いはなんとなく懐かしさを感じさせ、時間がゆったりと過ぎていきます。畳の香りを嗅ぐと癒されるという人は多く、昼寝したい時にも最適です。

またイ草は空気を浄化する作用もある可能性があり、森林にいるような気分にもなるでしょう。イ草の芳香成分には、殺菌作用が期待できるフィトンチッドが含まれていますので、快適で綺麗な空気を吸えることになります。

 

湿度調整がしやすい

畳と押入れのカビ対策のコツは、通気性を高めること。湿気を吸収しやすい畳の素材はカビの原因になりますが、逆に湿度調整ができるのは長所でもあります。

湿度が高い時期は畳が湿気を吸い取り、乾燥時期は畳から湿気を放出。そのため夏は涼しく、冬は暖かく過ごせるのが、和室のメリットといえるでしょう。

フローリングは冬はとても冷え、硬い材質はさらに寒さを感じさせます。和室なら全体的に温かみを感じるデザインで、畳のクッションにより素足でも歩きやすくなっています。

 

和室のデメリットと改善策について

和室が減っているのは、畳や押入れのカビ対策が手間になるのが理由のひとつ。さらにデメリットになるポイントがありますので、早速確認していきましょう。

 

畳に家具の跡が残る

和室のデメリットは、家具を置いた跡が畳に残ってしまうことです。とても柔らかく作られていますので、重いものは畳のダメージなります。

跡が残った部分は、スチームアイロンなどで多少回復させることはできますが、このような畳の特徴を考えるとインテリアのアレンジがあまりできないのがデメリットになるでしょう。

 

傷つきやすい

イ草はとてもデリケートで、畳の表面はフローリング以上に傷つきやすいもの。和室はお客様用としてあまり使用しない家もあるはずですが、机を軽く引いただけでイ草が切れてしまい表面がボロボロになることもあるでしょう。

また子供の遊び場にすると、落書きやおもちゃで畳に傷をつけることもあります。最近は耐久性のある素材を使った畳も増えていますので、用途に合わせて和室を設計するとよいかもしれません。

 

掃除が面倒

和室は押入れや畳のカビ対策をはじめ、ジュースをこぼした場合は畳のシミになることもあり、簡単に掃除できないのがデメリットです。

和室は欲しいけれど、掃除やケアが面倒と考える人はかなりいるはず。そんな時はカーペットのように、フローリングの上における置き畳もありますので、リフォームを考える際に検討してくださいね。

 

まとめ

畳と押入れのカビ対策は定期的に通気するなど、カビ予防をする必要があるでしょう。和室にはメリットとデメリットがありますので、和室を作るかどうかリフォーム業者にアドバイスしてもらうこともオススメです。